虹色シンデレラ
時刻は午前2時。

仕方なく、私は起き出した。


ちょうどその時、

ドタドタと廊下から物音。


ん?



誰もが眠っているいるはずの時間。


こんな時間に帰ってくるのは、哲翔さんかな?

気になって入り口に近づこうとした私は、

「哲翔、あなた何をしているの」

キーンと響くお母様の声で足が止まった。


「別に」

まるで反抗期の少年のような返事をする哲翔。
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