虹色シンデレラ
バタンッ。

大きな音を立てて、ドアが閉まる。


哲翔が部屋に逃げ込んだのね。


いつの間にか、お母様の気配も消えていた。


私は身動きがとれないまま、ジッとしていた。


あーあ、今日も朝まで眠ることができなかった。


冷たくなってしまったベットに潜り込み、

私は無理矢理目を閉じる。
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