虹色シンデレラ
「哲翔、やめて」


「しっ。この部屋の鍵かけた覚えないからな。大きな声を出すと祐介が入ってくるぞ」

えええ。


「虹子?」

廊下からは祐介くんの声が続いている。


ん、んん。

哲翔の攻撃も止まらない。


「意地悪」

耳元でささやくと、

「知ってる」

ニコリと笑う哲翔。
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