虹色シンデレラ
「失礼します」
声をかけ、私はおばあさまの部屋に足を踏み入れる。
母屋を中心に、私たちの部屋とは反対側の棟。
10年ほど前に立てられた平屋のスペースはバリアフリーが考慮されたゆったりとした造りになっている。
「急に呼び出してごめんなさいね」
いつもより少し堅い表情のおばあさま。
「いいえ」
答えたものの、私も緊張している。
「どうぞ」
佐知さんが紅茶とクッキーを出してくれた。
「ありがとうございます」
おばあさまと向かい合って腰を下ろす。
声をかけ、私はおばあさまの部屋に足を踏み入れる。
母屋を中心に、私たちの部屋とは反対側の棟。
10年ほど前に立てられた平屋のスペースはバリアフリーが考慮されたゆったりとした造りになっている。
「急に呼び出してごめんなさいね」
いつもより少し堅い表情のおばあさま。
「いいえ」
答えたものの、私も緊張している。
「どうぞ」
佐知さんが紅茶とクッキーを出してくれた。
「ありがとうございます」
おばあさまと向かい合って腰を下ろす。