虹色シンデレラ

「正直言うと、お前のことが憎くて仕方ないんだ。でも、死なせはしない。生きて償ってもらう」


お前も、俺も、虹子を傷つけたのは同じだ。

その罪は生きて償うしかない。


「哲翔、お前は俺を許すのか？」

驚いている。


「許すわけないだろう」

これだけのことをした罪は罪だ。


「でもな、俺にお前は切れない。どれだけ抵抗しても、お前は俺の片割れだから、見捨てることはできない」

「哲翔」

ポカンとしてる。


「ほら、行くぞ」

「エッ、どこへ？」

「ケジメをつけないといけない相手がいるんだよ。いいから顔洗って来い。酷い顔してるぞ」