虹色シンデレラ
後は、私の引越し準備。
お母様からは少しでも早いほうがいいと言われている。
『何もいらないから体1つでいらっしゃい』と言ってもらった。
それでもと、母さんは色々用意を始めた。
「身の回りのものだけを持って行けばいい。あちらでも揃えておられるはずだから」
父さんに言われ母さんは不満そう。
そりゃそうよ、娘の支度は母親としては気になるはずだもの。
「どれだけ用意してもあちらの意向もあることだし、勝手なことはやめよう」
確かに。
宮家の生活なんて想像も出来ないんだから、何がいいのかなんて分からない。
「母さん、家具も家電も着物もいいわ。普段着る服と身の回りのものだけ持って行くから」
「でも・・・」
「いいの。必要になったらまた言うから」
「そう、それじゃあ」
渋々納得してくれた。
お母様からは少しでも早いほうがいいと言われている。
『何もいらないから体1つでいらっしゃい』と言ってもらった。
それでもと、母さんは色々用意を始めた。
「身の回りのものだけを持って行けばいい。あちらでも揃えておられるはずだから」
父さんに言われ母さんは不満そう。
そりゃそうよ、娘の支度は母親としては気になるはずだもの。
「どれだけ用意してもあちらの意向もあることだし、勝手なことはやめよう」
確かに。
宮家の生活なんて想像も出来ないんだから、何がいいのかなんて分からない。
「母さん、家具も家電も着物もいいわ。普段着る服と身の回りのものだけ持って行くから」
「でも・・・」
「いいの。必要になったらまた言うから」
「そう、それじゃあ」
渋々納得してくれた。