虹色シンデレラ
数日後、私はやっと大学へ行くことが出来た。
とは言っても、家から大学まで車で送ってもらっての通学。
今までみたいに電車に乗ることも、未来と待ち合わせてお茶をすることもない。
「虹子様行ってらっしゃいませ」
乃梨子さんが駐車場で見送ってくれる。
本当は学内でも警護をつけたいらしいけれど、さすがに勘弁してもらった。
そこまでされたら完全に自由がなくなってしまうから。
「4時にお迎えにまいります」
「はい」
講義の終わる時間を見越してお迎えの約束。
さあ、10日ぶりの自由な時間だ。
私はウキウキしながら歩き出した。
とは言っても、家から大学まで車で送ってもらっての通学。
今までみたいに電車に乗ることも、未来と待ち合わせてお茶をすることもない。
「虹子様行ってらっしゃいませ」
乃梨子さんが駐車場で見送ってくれる。
本当は学内でも警護をつけたいらしいけれど、さすがに勘弁してもらった。
そこまでされたら完全に自由がなくなってしまうから。
「4時にお迎えにまいります」
「はい」
講義の終わる時間を見越してお迎えの約束。
さあ、10日ぶりの自由な時間だ。
私はウキウキしながら歩き出した。