虹色シンデレラ
「どうしたの?」

まだ朝の7時。
私もやっと着替えたところ。
お化粧だって済ませていない。
こんな時間に来るには理由があるはず。

「菅原に反抗したって?」
「えっ、何で?」
菅原さんが告げ口したの?

「菅原じゃない。乃梨子から聞いた」
「乃梨子さん?」
「ああ。でも、乃梨子が言いつけた訳じゃないぞ。俺が無理矢理聞き出したんだ」
「何で?」
どうしてそんなこと。

「はぁー、お前自分のしたことが分かってないの?」
呆れたように肩を落とし、哲翔さんは話し出した。
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