唯斗君はとびきり私だけに甘い
「ホントにっ?!?!」
「うん!ほんとだぜッ!」
とピースで笑顔に言う羽月ちゃんに私は抱きついた。
「今日、羽月ちゃんと知り合えてホント良かったっ!!」
「うちも!」
そのまま私達はしばらく興奮に満ちていた。


ガラガラ…
「ここが3組か!みんなよろしくねっ!」
と笑顔で新しい教室に入る羽月ちゃん。
私は話したことの無い人達だから、どうやって接しようか、悩んでいたけど、羽月ちゃんが教室に入ったらみんな「よろしくね!」と言っていた。「羽月ちゃんって凄い…」
そう私は声に出してしまった。
「え?そうかな?そう言われると照れるなぁ~」
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