【短】時をこえて好きだと言うから
「朱里ちゃん?もしかしてお腹減ってなかった?」


なかなか食が進まないあたしに、心配そうにひろくんが声をかけた。


「そんなことないよっ」


緊張してうまく食べれないだけだよ、なんて……言えるわけないし。




「それより!!今日はどこ行くの〜?」


「今日はね、時空巡りツアー♪」


「時空巡りツアー?」


「そう!!俺のこの力について、何か知りたくて」


「そうだよね、知りたいよね。ほんとに不思議な力だもん」


「そういうこと!!」


うわ〜…楽しみ♪


何だかドキドキする。
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