【短】時をこえて好きだと言うから
「あ…もうこんな時間じゃん」


ひろくんの声で時計を見たら、夕方の6時を過ぎていた。


この図書館の閉館時間は7時


ぎりぎりの時間




「帰ろうか?送っていくよ」


「え、い、いいよっ」


「今日は俺が誘ったんだからさ、送らせてよ」


「……そう?」


「うん♪」


笑顔のひろくんにときめいてしまう。


「ん?でも待って?それってさ…もしあたしが誘ったら、あたしがひろくん送るの?」


「へ?」


「あはは♪」


ひろくんのキョトンとした顔を見て、笑ってしまった。


「いや、それは困るな〜(笑)そのときも俺が送ります」


かわいいっ♪
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