【短】時をこえて好きだと言うから
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朱里ちゃんへ
お久しぶりです!!
ちゃんと3年の約束は守ってくれた?
……そっか。
ありがとう。
少し長くなるけど最後まで読んでくれたらうれしいな。
まずは謝るね。
ごめん!!
実は俺、残りの命が短いって知ってたんだ。
俺のこの、時間を止める力……じいちゃんにもあったみたい。
この間ばあちゃんが話してくれたんだ。
もちろんばあちゃんは、俺にもそんな力があるとは知らずにだけど。
17歳になってすぐ、力が使えるようになったらしい。
でも元々体も弱かったらしくて、その力を使うほど悪化したって。
そして……亡くなったんだ。
ばあちゃんはもう子供がお腹にいて、それが俺の母さん。
俺とじいちゃん、似過ぎてると思わない?
その話をきいたとき、俺も覚悟したんだ。