【短】時をこえて好きだと言うから
「え!?な、何!?ひろくん」


動揺しまくりのあたしに、優しくひろくんが話す。


「本当に怖い思いさせてごめんね。で……勝手なんだけどさ…みんなには黙っててほしいんだ」


「みんなって…学校のみんな?」


「もちろんそれもあるけど、本当に誰にも知られたくないんだ…」


少し不安そうにあたしに言った。




「…わかった」


好きな人のお願いきかない人いる?

てか、ひろくんじゃなくても他人に言わないよ。


きっとすごく重大な秘密なんでしょ…?




「ほんとに!?ありがとう!!」


すごくうれしそうに笑うひろくんに、こんな状況でもキュンってなっちゃう。


「うん♪…その代わりっていうか……」


「うん?」


「詳しくききたい」


さっき何が起こっていたのか。


何をしたのか。
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