今夜,君の部屋にいく
side-円
ジューッ……
「あちゃー。
またやっちゃったよ……。」
目の前には、ほんの数秒前に、
きれいなハンバーグだった、物体。
今このもとの正体がわかるのは、
あたししかいないと思う。
せっかくお母さんに
ハンバーグのレシピもらったのに。
今ではこれでもかってぐらい黒くて、
みるのもいやになる。
「あたし、
なんで料理できないんだろ??」
なんて問いかけても、
だれも答えてくれないんだけどさ。