今夜,君の部屋にいく
おそるおそるドアを開けてみたら、
その人はまだいた。
あきらめてくれればいいのに。
謝らないあたしもいけないんだけど。
「なんですか??」
ちょっと知らん顔で答えたら、
その人の眉間には
またたくさんのしわができた。
せっかくかっこいいほうの顔なのに。
その人はわざとらしく大きな息をはいた。
「……隣の者だけど。
おまえさ、なんかこがした??
すんげー臭いんだけど。」
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