この感情に名前を見つけられない俺の方がいつのまにか、ずっと子供だった
恋ってなんだろう? 好きな気持ちってなんだろう? 恋じゃないならこの感情はなんなんだろう? ひとが恋に落ちていくその過程を、ずっと横で見てきた深見恭介だからこそ。周りの軽率な恋愛模様や、自分自身の名前のない感情に、決定打を打つことができなかった。
大人になると、誰かを大事に想う気持ちって段々と中途半端になってしまう。人と人が『付き合う』という意味の答えを、恭介に教えてもらった気がします。
恋愛じゃない。でも幼馴染じゃちょっと足りない。なら、ひより、きみはおれの< >
だいすきな『なれ金』の、もうひとつのストーリーを覗けたこと、とてもうれしくおもいます。まるで雲の切れ目から光が刺したような、やさしくてずっとずっと大事にしたくなるお話。是非本編と併せてご一読ください。