君の言葉
「付き合おう」って言ってくれた君。



「かわいいね」って褒めてくれた君。



「こっち来て」って呼んでくれた君。



「また行こう」って約束してくれた君。



「おめでとう」って祝ってくれた君。



「なんで」って知ろうとしてくれた君。



「こら」って間違いを教えてくれた君。



「離さない」って安心させてくれた君。



「ごめんね」って謝ってくれた君。






沢山の言葉をくれた君。



何度も何度も言ってくれた君。



その度に幸せを感じさせてくれた君。






でも、


私はいつも頷くだけ。







「別れよう」って言ってくれた君。




私に向けた最後の言葉。




いつも君から貰ってばかり。



君に何か一つでも返せてたかな。



涙を流すのはまだ早い。



君が教えてくれた事。






「ありがとう」と私は言う。






君は少し微笑んで



何も言わずに去っていく。
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:1

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

表紙を見る
コンビニバイト店員の私が、気になるあの人
きょす/著

総文字数/3,566

恋愛(純愛)5ページ

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop