君は僕のもの 【続】




これって答えた方が良いの?

でも、答えなきゃ一生ここから逃げ出せないかもしれない。


…後なんて振り向くべきじゃなかった。


自分の軽率な行動に少し反省。



「今日は愛梨の誕生日だし、後コーヒー牛乳は確かに好き…それと、その呼び方は止めてくれない?
で、俺は用事があるから行きたいんだよね、だから散って、邪魔」


棒読みとはこのこの事を言うんだと自分で思う。



すると案外簡単に女達は散った。



「矢上くんが答えてくれた~!!」

「何か本当…嬉しすぎるよぉ」

「…あ!部長に報告しなきゃだよ!?」


何で泣く。ていうか…部長ってなに?何かチームでも組んじゃってるわけ?


かなり複雑な心境。



そのままとりあえず歩を進めてさりげなくも愛梨を探している自分。


まずは中庭に行って、その後に保健室に行って、それでも居なかったからとりあえず屋上に向かうために階段を上る。


一階から向かうのは本当にだるい。

でもまぁ、仕方ない。


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