ピュアラブ
第一章
私と母親の関係
〜♪
今、大流行している曲が携帯から流れる。
私は慌てて通話ボタンを押した。
「はい!」
勢いよく出たせいか、声が裏返りそうになる。
「はい、はい、分かりました!ありがとうございます。失礼します。」
私は大きく深呼吸をして、ベッドに大の字に寝転んだ。
季節は春、3月。
高校を卒業して1ヶ月程経った頃だった。
私は念願のお店に就職する事ができた。
まぁ、アルバイトだけどね。