ピュアラブ

「…おーい。」

リョウ先輩の声で顔を上げるとファミレスに着いていた。


「あぁ!すみません!」

私はしっかり握っていたリョウ先輩の肩から手をパッとしまった。


「バイクはじめてだった?」


顔を覗き込みなら話かけるリョウ先輩。


これ以上近づかないで〜


また顔を伏せた。


「あーはい。」


「ずっと顔伏せて手の力半端なかった」

笑いながら言うリョウ先輩に

「私の握力ハンパないですよ?」

とか言いながら楽しく店に入った。

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