ピュアラブ


「で、で?どっちから告ったの?」

「俺!ミワコもうじれったくてさー、待ちきれなかったよ」

私の存在なんかそっちのけで昔話で話が弾んでいる2人。

「セイヤ君はいつから好きだったの?」

「いつからだっけなー…2年になってまたクラスが一緒になって、そしたらどんどん仲良くなってさ、そん時ぐらいじゃね?」

「ミワコはぁー?」

「忘れた!」

いきなり話を振られ、私はとっさにそう答えた。

「忘れる訳ないでしょー」

私への仕返しの様にアイが言う。

「ほんとに忘れたよー。てか、ずっと友達だったからいつからとか考えた事なかったな。」

半分はホント。
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