わたし竜王の番(つがい)です ~気が付けば竜の国~
そして、この侍女服の女性、本当にお綺麗なんですよ。
私のあこがれの上司、シェリルさんを軽く凌いでおります。
はい、そうです、逆らい難い雰囲気に押し負けました。
「わかりました」仕方ないと私が頷くと
「お手伝いいたします」にこりと笑った彼女がパチンと指をはじくと待ち構えていたように二人のメイドさんらしき若い女性が勢いよく入ってきた。
私より若く妖精のようなかわいらしさであるのに、なぜか結構力が強い。
後はおわかりだろう・・・
私の「自分でやりますからー」の声は無視され3人がかりで剥かれ磨かれ着せられ整えられたのだ。
慣れない状況に瀕死に近い状態になった私は頭も体も追いつかずフラフラしそうになる。
メイドさん達は楽しげに私に話しかけながら動いていた。
彼女たちの口から途中で何度も「クリフォード様」の名前が出たんだけど、私が質問すると何故か笑顔ではぐらかすだけで答えてくれない。
どうやら質問に答えないように言われているらしい。
曰く、クリフォード様はここの1番偉い人だということ。
曰く、クリフォード様が自ら私の担当侍女とメイドを決めたこと。
曰く、クリフォード様は私を無理に起こさないよう指示していたとのこと。
曰く、このドレスはクリフォード様が選んでくれたもの。
正直なところ、彼女たちの楽しげな一方的な話は最後の方になると初めて着けるコルセットが苦しくてほとんど頭に残っていない。
私のあこがれの上司、シェリルさんを軽く凌いでおります。
はい、そうです、逆らい難い雰囲気に押し負けました。
「わかりました」仕方ないと私が頷くと
「お手伝いいたします」にこりと笑った彼女がパチンと指をはじくと待ち構えていたように二人のメイドさんらしき若い女性が勢いよく入ってきた。
私より若く妖精のようなかわいらしさであるのに、なぜか結構力が強い。
後はおわかりだろう・・・
私の「自分でやりますからー」の声は無視され3人がかりで剥かれ磨かれ着せられ整えられたのだ。
慣れない状況に瀕死に近い状態になった私は頭も体も追いつかずフラフラしそうになる。
メイドさん達は楽しげに私に話しかけながら動いていた。
彼女たちの口から途中で何度も「クリフォード様」の名前が出たんだけど、私が質問すると何故か笑顔ではぐらかすだけで答えてくれない。
どうやら質問に答えないように言われているらしい。
曰く、クリフォード様はここの1番偉い人だということ。
曰く、クリフォード様が自ら私の担当侍女とメイドを決めたこと。
曰く、クリフォード様は私を無理に起こさないよう指示していたとのこと。
曰く、このドレスはクリフォード様が選んでくれたもの。
正直なところ、彼女たちの楽しげな一方的な話は最後の方になると初めて着けるコルセットが苦しくてほとんど頭に残っていない。