わたし竜王の番(つがい)です ~気が付けば竜の国~
寝ないでお帰りを待つ!
と決心して寝室のソファーで彼の帰りを待っていたのだが、目が覚めたら自分のベッドの中だった。
ガバッと起きて隣のベッドを見ると、もぬけの殻で。
もういない・・・・
くぼんだ枕とよれた布団を見てクリフ様が戻ってきていたことがわかった。
疲れて戻って来たであろうクリフ様に私をベッドに運ぶという余分な仕事をさせてしまったことが申し訳ない。
どうして目が覚めなかったのかしら。
本当に私ってダメダメだわ。
急いで寝室を出て行くと、「クリフォード様は先ほどコーヒーを飲んでお出かけになられてしまいました」とエメに言われてしまう。
遅かったか、
がっくりと肩を落とした私にエメが申し訳なさそうに言った。
「楓さまに謝っておいて欲しいと仰ってました」
「エメ、悪いけれど執務室に行ってクリフ様の今日の予定を聞いてきて。今夜は一緒に夕食をとれるかって」
「はい!わかりました!」
エメは目をキラキラさせて部屋を飛び出して行った。
と決心して寝室のソファーで彼の帰りを待っていたのだが、目が覚めたら自分のベッドの中だった。
ガバッと起きて隣のベッドを見ると、もぬけの殻で。
もういない・・・・
くぼんだ枕とよれた布団を見てクリフ様が戻ってきていたことがわかった。
疲れて戻って来たであろうクリフ様に私をベッドに運ぶという余分な仕事をさせてしまったことが申し訳ない。
どうして目が覚めなかったのかしら。
本当に私ってダメダメだわ。
急いで寝室を出て行くと、「クリフォード様は先ほどコーヒーを飲んでお出かけになられてしまいました」とエメに言われてしまう。
遅かったか、
がっくりと肩を落とした私にエメが申し訳なさそうに言った。
「楓さまに謝っておいて欲しいと仰ってました」
「エメ、悪いけれど執務室に行ってクリフ様の今日の予定を聞いてきて。今夜は一緒に夕食をとれるかって」
「はい!わかりました!」
エメは目をキラキラさせて部屋を飛び出して行った。