。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「ーー笑って。
ねっ?」



ーーーー笑ってなんて、笑えないことをした。


あげはを傷つけた。


プニュ。

さらに、頰を引っ張るのはあげは。


「ちょっと、あげはやめてよ!!」


「あ、笑った!
ユウくんは、笑ってた方がいいよ!」


笑ってた?


触られた頰を摩った。





君は、もう白のそばにいた。


笑ってる。。



一瞬落ちそうになったけど、隣には白がいる。


君が笑顔なら、それでいい。


君が笑って居たら、それでいい。


変わらない気持ちなんかないーー。


あれは、嘘じゃない。





アイツは、、本当はーーバカなだけで
俺達を愛していたんじゃないか。




そう思った。




気づかせたのは、あげは。


いつだって、みんなの中心の君。


軸があるなら、それは間違いなくあげは。



「羨ましそうだな、ユウ。
あげは、好きになった?」



うわ!!

マジ、幽霊かと思ったし。


背後に立つレイが、ニヤリ、と笑った。

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