。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「なあ、明日病院行くからな」

寄りに寄って祝日とか、ついてない。

「今日は、一日、寝てな」


ただ、寝かしておくので精一杯。
「えーやだ。
遊びたい!
せっかくの休みなのに!」


心配してるのに、ダダこねるし。

「ーー困らせない!
なんかあったらどうすんの!」


こっちは、心配してるのに、あげはの心は違う場所。


リビングに雑魚寝してる奴らを、睨んだ。

「だって、なんかあれば白が守ってくれるでしょ?」



ーーーー。


まさかの不意打ち。

そう、来たか。

見つめる瞳は、いつだって真っ直ぐだ。


「そりゃ、守るけどさあ「じゃあ、決まりね!
白、大好き!」


朝から無邪気な笑顔、振りまいて。
可愛いったらない。


「俺、あげはには一生勝てない気するよ」


あげはの方が一歩、上手だ。


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