。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「ーーーーしかし、寂れた海の家だよな。
もう、かなり前からやってない感じ」


レイが辺りを見渡して、そう言った。


「あれ?
知らないの?
この海の家、三年前事件あったんだよ。
それからやらなくなったらしいよ」


事件ーーーー?



なんかーー聞きたいけど聞きたくない。

まじ、ホラー話な気がして。




「それ、聞きてー。
何、事件って!」


食いついたのは、霊感体質なユウ。


「えっ、私そう言うの苦手なんだけど」

耳を塞ぐ、舞ちゃんがいた。


意外な舞ちゃんの弱い部分。

「え、舞ちゃん意外。
可愛いね、大丈夫、俺がいる!」

舞ちゃんを抱き締める黒がいる。


「ーー白。
あたし、白の側に行きたい」

それはなんの前触れも無く、彼女が発した言葉。



「話やめようか?
怖いならっ」


引き気味な、雄心。


「大丈夫大丈夫、リア充達に聞かせてやって!
どうせくっつきたい口実、作りたいだけなんだからさ」


「「ーーーーーー」」否定出来ない。

ユウは、好奇心旺盛に、煽るけど。

他の奴らは、微妙な反応。



黙々と飯を、腹におさめる。

「みんな、怖くないの?」


あげはに注目。

「いやー、何が出ると?
出るとしたら虫じゃね?」


上を見上げたレイが居て。


「「きゃー、蜘蛛!!」」



同時に悲鳴をあげたのは、あげはと、舞ちゃん。

上にぶら下がる大きな蜘蛛。


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