。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「ーーーーマジでここで雨宿りする気?」
暗い暗い海の家には、光がなく、小さな蝋燭一本が、頼りになるが、その光でさえーー、、今は。
「黒、やめれ。
怖いよ」
蝋燭の火の前で、黒の顔面ドアップに殴りたくなるのを必死で耐えた。
「雰囲気出るかと思って。
肝試し的な」
いらない。
いらないから。
「ーーミナミとシュウは居ないわけ?
まさか、逃げた?「いや、俺の車はあるよ。
どこかにいる筈。」
居ない二人に、少しばかり不安が、募るが。
雨が止むまで雨宿り。
ピカピカ!
ゴロゴロ!!
雷は、未だに鳴り止まない。
その度に、身体が跳ね上がるのを、見た。
あげはの身体を抱き締めてーー
"大丈夫"ーー、ということで、精一杯。
過ぎ去れ、稲妻。
居なくなれ幽霊達よ。
そう願いを込めてーー。
暗い暗い海の家には、光がなく、小さな蝋燭一本が、頼りになるが、その光でさえーー、、今は。
「黒、やめれ。
怖いよ」
蝋燭の火の前で、黒の顔面ドアップに殴りたくなるのを必死で耐えた。
「雰囲気出るかと思って。
肝試し的な」
いらない。
いらないから。
「ーーミナミとシュウは居ないわけ?
まさか、逃げた?「いや、俺の車はあるよ。
どこかにいる筈。」
居ない二人に、少しばかり不安が、募るが。
雨が止むまで雨宿り。
ピカピカ!
ゴロゴロ!!
雷は、未だに鳴り止まない。
その度に、身体が跳ね上がるのを、見た。
あげはの身体を抱き締めてーー
"大丈夫"ーー、ということで、精一杯。
過ぎ去れ、稲妻。
居なくなれ幽霊達よ。
そう願いを込めてーー。