。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「ふむっ、きっと俺がいるからだ。
霊感の強い奴のそばにいると見えるらしいよ」
ミナミの、霊感体質のせいのため見えるならば。
「ミナミ、今すぐ消えてくれ!!」
焦ってるシュウは、ミナミの首を絞め上がる真似をする。
「まじ、仲間ャル気かよ。
ひどいな。大丈夫、、なんもしないから」
なんもしない?
確かに隅っこにいるだけで、何も語らない少年はずっと俯いたままだ。
「ーー女の子、みませんでしたか?」
ーー!!
やっと口にした言葉はそんな、言葉。
彼の学ランも、嫌に古く汚されていた。
「居たよ、女の子。
君の大切な人?」
ミナミが、口にした言葉に頷いた彼。
ひどく悩む顔に、戸惑う俺達。
「ーー彼女は、長くなかった。
寿命が迫っていた。
長くない命の合間にーーどうしても彼女しかありえないって思った。
だから、俺はーー 一緒に彼女と、死を選んだ。
大好きな彼女、たった一人で逝かせたくなかった。
逢いたいーーーー」
少年は、彼女が好き。
きっと彼女も、、好きな筈。
なんで、逃げたのか。
霊感の強い奴のそばにいると見えるらしいよ」
ミナミの、霊感体質のせいのため見えるならば。
「ミナミ、今すぐ消えてくれ!!」
焦ってるシュウは、ミナミの首を絞め上がる真似をする。
「まじ、仲間ャル気かよ。
ひどいな。大丈夫、、なんもしないから」
なんもしない?
確かに隅っこにいるだけで、何も語らない少年はずっと俯いたままだ。
「ーー女の子、みませんでしたか?」
ーー!!
やっと口にした言葉はそんな、言葉。
彼の学ランも、嫌に古く汚されていた。
「居たよ、女の子。
君の大切な人?」
ミナミが、口にした言葉に頷いた彼。
ひどく悩む顔に、戸惑う俺達。
「ーー彼女は、長くなかった。
寿命が迫っていた。
長くない命の合間にーーどうしても彼女しかありえないって思った。
だから、俺はーー 一緒に彼女と、死を選んだ。
大好きな彼女、たった一人で逝かせたくなかった。
逢いたいーーーー」
少年は、彼女が好き。
きっと彼女も、、好きな筈。
なんで、逃げたのか。