。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「俺、ちょっと海行くわ!」


レイくんーー?

レイくんの横顔が、寂しそうで手を伸ばしてやめた。

レイくんに、言われた"好き"を思い出してやめた。

あたしが、レイくんを追いかけたら意味が無い。
やっと、結ばれた気持ちが切れてしまう。

あたしは、小さな拳を作ってその手は下げた。


胸におさめた。


「そうだよ、レイの気持ち汲めないならそっとしてあげてよ、あげはちゃん」


そう言われ顔をあげたら、ユウくん。


「うん、だけど大切な仲間だよ?」


それだけは変わらない。

変わらない真実。


「ありがとう、あげはちゃん」

ユウくんが、柔らかく笑った。

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