。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
龍と、レイくんの想いに
気付けなかった。
だけどーーーーそんなあたしに龍は。
「だけどーーーー、やっぱり好きだな。
想うぐらい、いいよな」
自販機の前。
消灯を迎えた薄暗い廊下。
灯は、自販機の灯りだけ。
「ーーーーいいんじゃない。
白も、これからが大変じゃないかな」
「ーーーー何が?」
不機嫌な龍の声。
「あは、あげはしか見てなくて気付かなかったか。あげはのクラスメイト男子二人に。
あげは、好きらしいよ。
何しろ、高校生のあげは、めちゃくちゃ人気らしいから、白も大変じゃない?」
レイくんは、ブラックコーヒー片手にニヤリ、と笑った。
様になるその姿。
「ーーーー大丈夫。
揺るがないよ、あげは、は白しか見えない」
悲しいけど、と付け加えた。
気付けなかった。
だけどーーーーそんなあたしに龍は。
「だけどーーーー、やっぱり好きだな。
想うぐらい、いいよな」
自販機の前。
消灯を迎えた薄暗い廊下。
灯は、自販機の灯りだけ。
「ーーーーいいんじゃない。
白も、これからが大変じゃないかな」
「ーーーー何が?」
不機嫌な龍の声。
「あは、あげはしか見てなくて気付かなかったか。あげはのクラスメイト男子二人に。
あげは、好きらしいよ。
何しろ、高校生のあげは、めちゃくちゃ人気らしいから、白も大変じゃない?」
レイくんは、ブラックコーヒー片手にニヤリ、と笑った。
様になるその姿。
「ーーーー大丈夫。
揺るがないよ、あげは、は白しか見えない」
悲しいけど、と付け加えた。