。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
不意に合った白の視線を気にしつつ、同行は同じ道を歩む。
「いらっしゃいませ」
生地屋さんの前に行くと、ハロウィン衣装の店員さんに呆気に取られた。
魔女だよ、魔女。
本格的なホウキまで持ってる。
「……あの、見てもいいですか?」
そう、クールに言い放ったのはーー
これまた笑顔な、せいだった。
ほんのり顔を赤らめる店員さん。
「は、はい。
ごゆっくり!!」
元気な店員さん。
こいつ、意外にモテるんだ。
なんて、ぼんやりと一部始終を見守った。
真っ赤になった店員さんは、裏方にパタパタと逃げてゆく。
「よし、行ったな。
早く探して逃げよう」
いやいや、逃げるのかよ。
「あー言うタイプ好きじゃない」
あー言うタイプ?
せいが言うあー言うタイプは、まさに清楚から離れたいかにも家事できません的な女子。
家庭科苦手女子。
逆になんで、生地屋さんか、不思議。
もうちょい場を選んだ人雇えばいいのになんて勝手に解釈して終わり。
生地を眺めた。
「いらっしゃいませ」
生地屋さんの前に行くと、ハロウィン衣装の店員さんに呆気に取られた。
魔女だよ、魔女。
本格的なホウキまで持ってる。
「……あの、見てもいいですか?」
そう、クールに言い放ったのはーー
これまた笑顔な、せいだった。
ほんのり顔を赤らめる店員さん。
「は、はい。
ごゆっくり!!」
元気な店員さん。
こいつ、意外にモテるんだ。
なんて、ぼんやりと一部始終を見守った。
真っ赤になった店員さんは、裏方にパタパタと逃げてゆく。
「よし、行ったな。
早く探して逃げよう」
いやいや、逃げるのかよ。
「あー言うタイプ好きじゃない」
あー言うタイプ?
せいが言うあー言うタイプは、まさに清楚から離れたいかにも家事できません的な女子。
家庭科苦手女子。
逆になんで、生地屋さんか、不思議。
もうちょい場を選んだ人雇えばいいのになんて勝手に解釈して終わり。
生地を眺めた。