。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「ーーーーあげはちゃんが、好きなんだけど」
真面目なシュウ。
「え、マジなのシュウ」
カチューシャをつけた龍が、喋るとーーーー
その威圧感のある顔に、誰もが笑いを堪えた。
「ーーーーごめん、龍。
今喋らないで、ウケるから」
それ以上は、言うまい。
つか、言えない。
言える空気では無い。
龍は頭にあるカチューシャに気づいてはいない。
気づいてる筈の生徒達の苦笑いが、止むことは無かった。
「ーーーーあげはちゃんが、好きなんだけど」
シュウが真面目になった声色で話すから、こっちも真面目に見据える。
だって、好きと言って今いい感じの雰囲気から一変ーーーー、シュウのまさかの告白。
「はいはい、それは文化祭にやってくれ。
カップリングやるクラスあるから、そこで決着つければいい。
今は、それどころじゃねー」
それを言ったのは、せいだった。
「ーーーー自分も、もう一度
あげはちゃんに、告白するからっ」
好きな気持ちは、みんな一緒。
変わらぬ愛がそこにある。
せいが、真面目にそう言った時ーーーー
あげはが、表情を変えた。
真っ赤な顔。
なあ、あげは。
せいに揺らがないで、白を好きで居てよ。
俺の願いだよ。
真面目なシュウ。
「え、マジなのシュウ」
カチューシャをつけた龍が、喋るとーーーー
その威圧感のある顔に、誰もが笑いを堪えた。
「ーーーーごめん、龍。
今喋らないで、ウケるから」
それ以上は、言うまい。
つか、言えない。
言える空気では無い。
龍は頭にあるカチューシャに気づいてはいない。
気づいてる筈の生徒達の苦笑いが、止むことは無かった。
「ーーーーあげはちゃんが、好きなんだけど」
シュウが真面目になった声色で話すから、こっちも真面目に見据える。
だって、好きと言って今いい感じの雰囲気から一変ーーーー、シュウのまさかの告白。
「はいはい、それは文化祭にやってくれ。
カップリングやるクラスあるから、そこで決着つければいい。
今は、それどころじゃねー」
それを言ったのは、せいだった。
「ーーーー自分も、もう一度
あげはちゃんに、告白するからっ」
好きな気持ちは、みんな一緒。
変わらぬ愛がそこにある。
せいが、真面目にそう言った時ーーーー
あげはが、表情を変えた。
真っ赤な顔。
なあ、あげは。
せいに揺らがないで、白を好きで居てよ。
俺の願いだよ。