。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「ーーーー可愛いっ」
聞こえないだろう。
小さな声で呟いたであろうレイ。
バッチリ聞こえました。
確実聞こえました。
だけど、言うまい。
「ーーーー恋してます感が、春を呼び起こすね」
呑気な黒。
「これだよね、文化祭はやっぱり恋の季節!!」
ウキウキな舞ちゃん。
勝手に盛り上がってる二人を、見ながら羨ましそうにシュウが唇を尖らした。
「おい、リア充達よ!
ラブラブ過ぎで、引くわ。
空気を読め、マジいらない三角関係だよ!
ラブラブは、1組で十分なのにな」
シュウが不満を零した。
不満が今にも爆発しそうだ。
「無駄口叩かない、手休めない、さっさ、としろよ!」
バシッと、シュウの頭を殴ったのはーーーー
最高に機嫌の悪い龍だった。
頭のカチューシャに気づいた龍が、恥ずかしさから般若になったのは、言うまでもない。
言わなかったわけじゃない。
言えなかったが、正しい。
だって、シュウがしたんだから。
シュウが、悪い。
猫耳カチューシャをした、龍。
今思い出しても、笑える。
龍の顔は超絶怖い。
そこに、調和する様に置かれたカチューシャに、苦笑いの、俺達。
心の中は、大爆笑だけど。
言える訳なかった。
聞こえないだろう。
小さな声で呟いたであろうレイ。
バッチリ聞こえました。
確実聞こえました。
だけど、言うまい。
「ーーーー恋してます感が、春を呼び起こすね」
呑気な黒。
「これだよね、文化祭はやっぱり恋の季節!!」
ウキウキな舞ちゃん。
勝手に盛り上がってる二人を、見ながら羨ましそうにシュウが唇を尖らした。
「おい、リア充達よ!
ラブラブ過ぎで、引くわ。
空気を読め、マジいらない三角関係だよ!
ラブラブは、1組で十分なのにな」
シュウが不満を零した。
不満が今にも爆発しそうだ。
「無駄口叩かない、手休めない、さっさ、としろよ!」
バシッと、シュウの頭を殴ったのはーーーー
最高に機嫌の悪い龍だった。
頭のカチューシャに気づいた龍が、恥ずかしさから般若になったのは、言うまでもない。
言わなかったわけじゃない。
言えなかったが、正しい。
だって、シュウがしたんだから。
シュウが、悪い。
猫耳カチューシャをした、龍。
今思い出しても、笑える。
龍の顔は超絶怖い。
そこに、調和する様に置かれたカチューシャに、苦笑いの、俺達。
心の中は、大爆笑だけど。
言える訳なかった。