。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「あげはちゃんみたいな、真っ白な心じゃないんだよ。いいな、あげはちゃんはーーー白が似合うね」


違うよ、あげちゃん。

あたしは、白なんか似合わない。
最悪なんだよ。

ずっと復讐するために生きてきた。

今だって、龍を傷つけ
また、白に罪悪感を持ち生きてる。


だって、白がいるのにーーー



せいくんと、キスをしてしまった。



嫌われたくなくて、

"ただ、話をしていただけだから"なんて
嘘を吐く。



「あたしだって真っ黒なんだよ。
1番、自分が可愛くて、人より自分。
それがあたしなんだよ」



明るい気分から一転。

気分は暗くーー。

ついつい、俯く顔を上げさせたのはーーーー




メイクさんだった。





「ほら、顔あげて。
可愛い、あげはちゃん。

大丈夫、メイクには魔法があるから。
自信もつくし、何よりーーー笑顔になれるから」



笑顔ーーー。




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