。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
メイクには魔法がある。



メイクをすると自信が湧く。

ほんとそのとおりで、メイクをすると確かにーー


「これ、あたし?」


驚くほど見違える自分の姿に、





あたしは、確かな手応えを感じていた。



白が見たらなんて言うかな?



横にいるあげちゃんを見て唖然。

いつものギャルメイクではない。
清楚なイメージのあげちゃんに、目をパチクリした。


「あげちゃん?」


彼女は、白だった。
普段のギャルメイクの彼女からは、想像出来ない可憐さに、あたしは目を奪われた。

「これが、あたしのほんとの姿だよ。
あげはちゃん」



モデルの時のあげはちゃんは、ギャルメイクだった。


「今日は普段のあたしの初デビューだよ」




その顔はイキイキとしていた。



< 274 / 334 >

この作品をシェア

pagetop