。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「ーーマジか」


誰かなんて聞かなくてもわかる。
その声は震えていた。

「レイくん、あんま見ないでっ」


その声は、震えていた。

怖いとかじゃないーー。

赤く染まる頬。

あげちゃんの瞳は、レイくんを見つめていた。



強く凛々しい彼女はーーーー

好きな人の前だけ、女の子の顔になる。


それはーーーーー







「あげは」







白ーーーー。





あたしだって。







白に名前を呼ばれただけなのに、



切ないぐらいに甘い。







白が好きーーー。






「楽しい文化祭にしょうなあげは」





君が好きだからーーー


文化祭は、笑顔で居たい。

だからどうか、解けないで。


笑顔の魔法




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