。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
ーーーーーーーガシャン。


その金属は、男の腕を捉えていた。

それは、ニヤリと笑う黒の笑み。


「はい、飲酒禁止、そしてーー我龍の姫ちゃんに手を出した罪は、重罪なり」



その声は、低く決して手錠は離さない。



「マジ、本物!!?」


はい、本物です。



きっと触れただけで、わかる品物。

重さは、おもちゃじゃない、と言ってる。




「ふぅ、お荷物完了だわ!!」


あの、3人は警察に引き取られた。



だけどさっきから、せいくんが居ない。


白もだ。

嫌な思いが消えない。

不安が消えてはくれない。




居なくなった白とせいくん。




たまたま?

居ないだけ?




「あげは、どうした?」






なんの変わりも無い白がいた。





気のせいに過ぎない。

分かってるけど、不安が消えない。



すぐ後ろから入ってきたのは、せいくんだからだ。



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