。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
ーー始まった秋の一大イベント。
ある意味イベントの終盤。
キラキラの、長い髪のあげちゃんは
堂々として、笑みを浮かべたーー


あたしは、堂々としたあげちゃんの姿に魅了された1人であることは間違いない。




「あげちゃん、好きだよ」




シュウくんの真剣な瞳にーー普段のチャラけた感じのないシュウくんの、知らない姿に。








「あたしはーーシュウくんに出会えてよかった。
だけどごめんなさい。
あたしは、やっぱりレイくんが、好き。
ごめんなさいーー」




悲しげに呟く様に告げたのは






あげちゃんで。




パンパン!!
二回ほど、自分の頬を叩いたシュウくんはニヤリ、と笑った。




「分かってたよ。
あげちゃんーー
仲間、好きになってくれてありがとう。
幸せになって」



絶対に諦めないであろうシュウくんの
意外な1面をみた。



壇上から降りてく、シュウくんの背中は
少しだけ、寂しそうだった。






続く、カップリングも残すとこ僅か。




まだ、あたしはイベントに参加していない。

きっと、自分の番は来ない。
そう思っていた。
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