。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「ーー俺には、舞ちゃんを守らないと行けない用事があるからな!」
結局は、そこかよ。
「ーー大丈夫だよ、黒くん。
行ってきて。
あげはちゃんとハンバーグ作って待ってるから」
「舞ちゃんっ」
急に飛び込んだ声は、舞ちゃんで。
戸惑いの黒の声と重なった。
黒は、舞ちゃんの目の前に立つと舞ちゃんをそっ、と見下ろした。
「ーー本当は、心配で仕方ない癖に。。
顔に出てるよ、黒くん。
ハンバーグ作って待ってるから、龍くんをお願い」
こんなにも、、
「ああ、ありがとう舞ちゃん。
だけど舞ちゃんも心配してるから。。
白からはぐれないで。
出来た弟だからさ」
信頼関係が結びついてるのはーー
この数日の間に大分、変わった気がした。
「ーーじゃあ、行くわ。
舞ちゃん、怪我したらよろしく」
黒が、優しい瞳で舞ちゃんに問いかける声も。。
今日はいつもより、大人びていた。
黒は気づいてるーー。
亡霊は、ただの、幽霊じゃないことーー。
俺らに、背中を向けた黒の背中に、、
そっ、と寄りかかったのは、、
「ーーーー生きて、帰って来て。
いつだって心配してます。
いつだって、無事を祈ってます」
いつの間にか出来た信頼関係。
いつの間にか大きくなった存在感。
「うん、行くわ。
ありがとう舞ちゃん」
いつの間にか大きくなった兄の背中。。
結局は、そこかよ。
「ーー大丈夫だよ、黒くん。
行ってきて。
あげはちゃんとハンバーグ作って待ってるから」
「舞ちゃんっ」
急に飛び込んだ声は、舞ちゃんで。
戸惑いの黒の声と重なった。
黒は、舞ちゃんの目の前に立つと舞ちゃんをそっ、と見下ろした。
「ーー本当は、心配で仕方ない癖に。。
顔に出てるよ、黒くん。
ハンバーグ作って待ってるから、龍くんをお願い」
こんなにも、、
「ああ、ありがとう舞ちゃん。
だけど舞ちゃんも心配してるから。。
白からはぐれないで。
出来た弟だからさ」
信頼関係が結びついてるのはーー
この数日の間に大分、変わった気がした。
「ーーじゃあ、行くわ。
舞ちゃん、怪我したらよろしく」
黒が、優しい瞳で舞ちゃんに問いかける声も。。
今日はいつもより、大人びていた。
黒は気づいてるーー。
亡霊は、ただの、幽霊じゃないことーー。
俺らに、背中を向けた黒の背中に、、
そっ、と寄りかかったのは、、
「ーーーー生きて、帰って来て。
いつだって心配してます。
いつだって、無事を祈ってます」
いつの間にか出来た信頼関係。
いつの間にか大きくなった存在感。
「うん、行くわ。
ありがとう舞ちゃん」
いつの間にか大きくなった兄の背中。。