。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「デリカシーの欠片も無いな、黒!!」


そうか?
男なら気にしないだけだ。

ゲフッ!!
近くから聞こえた音に振り向いたら龍だった。


「ん、なんだ?」



だよな、龍は気にしない奴だよな。



「っで、撃った相手はーー「俺の知らないやつ。分からないな」



いや、本当は桜ユナだ。
だけど彼女は操られていた。
そしてーーーーーー頭を下げて頼まれた。




仲間にーーーー。












「黒さん、すいません!!
どうか、ユナがしたことは言わないでください!!
お願いします!!
もし、動けなくなったらーー 一生面倒見ますからお願いします!!」












頭をあんなに下げられては、何も言えなくなる。







仲間の頼みだ。




「あー、まあ亡霊の関係はあるみたい。
九条とか言うやつ最近、倒されたらしいじゃん。

九条かも知れないが亡霊の話は、これにて終了だーー疲れた」



早く話を切りたいー。
大したこと無かった傷。


「ーー黒くん、おかえり」



舞ちゃんーーーー。



たくさんたくさん心配させた、愛しい君。




抱き締めたい。




< 327 / 334 >

この作品をシェア

pagetop