。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「俺、あいつが地味に怖くなって来たよっ。
早く離れーーーー「まぁ、そうだね?
早く逃げないと捕まえちゃうよ、あげはちゃん?」


は?


影になって見えてない筈なのに、何故かまるで見えてる見たいな言い方に、生唾を飲んだ。


ビクッ!!
あげはの肩が、上がる。






「レイくん助けて!!
早く逃げないとっ!」



うん、なんか見えてる気がする。



俺はあげはの腕を掴んで走った。





きっとーーーー誰よりも反射神経良かったかも知れない。



だって、あげはが不安げに見上げていたから。


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