。。折れた羽根、虹の架け橋。。②
「うるさい、アホ共!!
つか、このロリコン共が!!
16歳の女の子に手を出すとか、俺か!?」


いや、黒。

おかしいだろう、それ。

確かに去年あげはに手を出していたけど。

「つか、この人やばくない?
警察関係者な筈なのに、犯罪の匂いするっ」


「「ーーーーーーーー」」


それに関しては、否定出来ない。


俺は思わず、白を見た。
目があって、ため息。




「黒は、変わらねーな。
相変わらずっ、まあ、変わったとすればーーー」



白がそう呟いた時。



「黒くん?「ダメだよ、危ないよ舞ちゃん!!まだ、敵がいるかも知れないのに!」



数を数えている黒の目が、女の子を見つめた。
険しいままーーーー。



「ーーーー舞ちゃん、危ない!!」





ヌッ、と手が伸びて来て、だけどそれは遅かった。



「いやっ!!」







「はは、やっと気づいたな。
女に気を取られすぎ、警察甘いな。
だから、大切なもん、奪われる。
離さないよ?
絶対ーー」



数が足りない。

五人いた筈が、一人居なかった。


やばい、油断した。
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