レンズの向こう、ホントの気持ち
「おはよー!」

『・・・・・』

「あれ?どうしたの?」

『・・・』ガタッ…パタパタパタパタ

いっちゃった…あれ?これって…





私は、その瞬間、友達を失った。

もう我慢の限界だった。

泣いたらダメ…そう思った時にはもう遅かった。

大粒の涙が溢れて止まらなかった。

「私……な…なにか…悪いこと………した?」

───

その日から、私はたくさん遊んだ。

男だって、数えきれないほどいた。

それでも私の心は、満たされなかった。

もちろんその頃にはいじめも終わった。

私に嫌がらせをしてきた女子達も、

私が泣き崩れてみんなに笑われたことで満足したみたい


私は、この顔のせいで友達を失うくらいなら、

この顔が生かせることをしたかった。

でも、男だってそう長く私に構ってくれない

中学を卒業するころに、私の手元に残ったのは


孤独しかなかった。

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