妄想中毒
満員電車で

背の小さなかわいらしい女性が

僕とドアの間に。

苦しそうにしているので

右手をドアについて

少し空間をつくる。

『あ、ありがとうございます』



どうした?
女性専用車両に
行けばいいだろ?
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