HAPPY-LIFE

俺のヒーロー

 「変やない!河森(かわもり)君の髪も目も変やない!かっこいいもん!」

 俺の前に現れたのは秋枝(あきえだ)さんだった。

 「そいつ味方するんやったらお前も仲間外れだ!」
 「河森(かわもり)君あんなクズ野郎なんかに負けちゃダメや!私は河森(かわもり)君の味方やで!」
 「この女も生意気やぞ!」

 今度は秋枝(あきえだ)さん突き飛ばさた。

 女の人を虐めるとか本当にクズ野郎だ。
 女の人には優しくしなきゃダメなのに・・・。

 「女子を虐めるなや!」

 回し蹴りで攻撃した。

 「・・・河森(かわもり)君」
 「先輩達の方がきしょいわ」

 彼女がくれた言葉が俺に勇気をくれた。

 「ちょっと違うからて虐めなんて変や」
 「女の子虐めちゃダメやて親教わらなかったか?」
 「言うとくけど俺だけが茶髪じゃないから。お母さんも茶髪やからや。瞳の色が違うはハーフやからや」
 「河森(かわもり)君の瞳綺麗だよ」
 「秋枝(あきえだ)さんありがとう」
 「河森(かわもり)君言いたい事があるなら蓋しちゃダメやで」
 「虐めやってる先輩かっこ悪いわ。それにダサいで」
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