HAPPY-LIFE
「聞きたい事?」
「後で話す。今やない」

奈歩に誘導されて学校に着いた。

「どうやって入るん?」
「こちやで!校門は目立つやろ」

旧校舎に近づいた。

「二人共木登り行けるやんなぁ?」
「うん。二階の窓から侵入やろ」
「得意やないけど大丈夫やで」

侵入完了。

「三階に行こう」
「うん。夜の旧校舎怖い!旧校舎て死神様が居るて!!」
「死神様て言われてるだけや。悪い者でやない」
「翔琉君そういうなら・・・」

「ここ!!」
「特に変わった所ないで」
「また来たなぁ。今日はどんな真実を知りたいのかなぁ?」
「この前俺が見たのをこの二人にも見せて」
「了解、あれ返してくれてありがとう」
「この人が死神様?」
「こんばんは。死神です」
「なんかフレンドリーやね」

私は見た。本来の世界。波瑠が繰り返した世界。たくさん傷ついてたくさん苦しんだ。

「波瑠はたくさんたくさん繰り返して傷ついて・・・」
「そうたくさん傷つてる」
「他には?」
「お父さんが中学生の時の真実を知りたい。どうして行方不明になったか」
「了解」
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