HAPPY-LIFE
七年後

女子の秘密

 あの日から七年経った。
 俺は中学二年生でなんと生徒会長しています。

 今では嫌がらせはなくなった。
 俺は男女関係なく人気があるみたいだ。

 「翔琉(かける)おはよう」
 「美緒(みお)おはよう」
 「翔琉(かける)君おはよう」
 「 波瑠 (はる)ちゃんおはよう。昨日は険悪な感じだったけど仲直りしたんか?」
 「うん!」
 「で何が理由なん?」
 「私と美緒(みお)だけの秘密どす!」
 「心配しとったのに!」
 「心配かけてかんにん」
 「心配かけてもうたお詫びに翔琉(かける)の好きなココアあげる」 「ありがとう」
 「翔琉(かける)おはよう〜」
 「おはよう」
 「夏に帰って来るやんな?」
 「うん!」
 「(かなで)ちゃん久しぶり会えるやなぁ」
 「うん」

 俺は違和感がある。

 あの日なんで一人で河原にいたのか?
 (かなで)は栗毛なのになんで嫌がらせされなかったんだろう?

 美緒(みお)も疑問に思っているらしい。

 「女子の嫉妬が増すからあの性格収まっとるといいんやけど」
 「あの性格て?」
 「(かなで)は独占欲強いねん」
 「普通にハグするぽっぺに直ぐキスするねん」
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