俺様女王様幼なじみの恋愛模様


俺のこの言葉を合図に
試合は動き出した。


ヤツのディフェンスを抜け
シュートを放つーーーーー


そして




ピーーーーーッ


「試合終了!5-2で勝者広斗ー!」


律の言葉で決着はついた。


「さっすが広斗だねー!
この子だってすっげー上手かったのに!」


律が近寄ってきて俺の肩に腕を回した。


「やめろっての。」


律の腕を引き離し
負けたことに呆然と立ち尽くす
アイツの前に歩を進めた。


「もう結愛に近づくんじゃねーぞ。」


それだけ言って
体育館を出ようとした時


「…んで、なんでなんだよ!!
なんでお前みたいなやつがモテるわけ!?」


ついに本性出しやがったこいつ。


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