青い星と赤の夜空
その時龍を守れなかったことを繰り返したくない。
友利のことに首を突っ込んだのもその理由が1番大きい。
さらには友利は自分の大切な人だ。
その思いは徐々に大きくなるばかりだ。



一通り聞き込みを終えると、友利が言った。

「もういいよ。みんな知らないみたいだし…。とりあえず若菜さんが情報提供してくれるみたいだし、これ以上聞いてもみんな知らないって答えだよ」



まただ…。
友利が龍に重なった。


人はそのくらいでしかない。
聞いても無駄。


漣は誓った。

















絶対に友利を守ると。






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