私の光
〜初めて話した男の子〜

放課後の教室…私は1人でいた



家に帰るのが辛かった



私はお母さんと一緒にいても良いのだろうか



そんな事を考えていたら涙が止まらなくなった



そんな苦しみから逃げたくて私は筆箱からカッターを取り出す



左の手首にカッターが触れたその時…



「おい!お前何してんだよ!」



そう言いながら私の所へ来てカッターを取り上げたのは



「蓮…くん?」



彼は同じクラスの蓮くんで私とは住む世界が全く違う




彼は学年で1番モテていて、クラスでもみんなの人気者





普段は陸上部で大会に向けて一生懸命頑張っている



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